国内最大の銅鏡と剣が出土、奈良 国宝級、金工の最高傑作

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 奈良市にある日本最大の円墳・富雄丸山古墳から出土した、国内で出土した鏡では最大の青銅鏡。古墳時代における金工品の最高傑作とされ、だ龍文盾形銅鏡と名付けられた=20日、奈良県橿原市

 奈良市にある日本最大の円墳・富雄丸山古墳(古墳時代前期、4世紀後半、直径約109m)の造り出し部にある粘土槨(埋葬施設)から、例のない盾形銅鏡(大きさ約1700平方センチ)と、蛇のように曲がった蛇行剣(長さ2・3m、幅6センチ)が見つかり、奈良市教育委員会と県立橿原考古学研究所が25日発表した。ともに国内で出土した鏡、蛇行剣の中で最大。蛇行剣は同時代の鉄剣としても東アジア最大という。

 記者会見した県立橿原考古学研究所の岡林孝作副所長は「古墳時代における金工品の最高傑作」と評価。鏡は盾形で出土例がなく、鏡、剣ともに古墳研究史上の画期的な発見で国宝級という。

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