沖縄・西表島に入島者の上限設定 年間33万人、協力呼びかけ

3/28 18:47

 沖縄県は28日、過剰な数の観光客が訪れることで生態系や住民生活が脅かされる「オーバーツーリズム」が西表島(竹富町)で生じないよう、入島者を1日当たり1200人、年間33万人までとする上限値を設定したと発表した。4月から導入するが、当面は強制力を伴う対応はせず、関係者に協力を呼びかける程度にとどめる。

 県によると、世界自然遺産の地域に位置する希少生物の生息地など5カ所については、さらに1日30〜200人の上限をそれぞれ設ける。立ち入りに際してはガイドの同伴を求める。

 新型コロナウイルス禍前は、西表島の人口約2400人を大幅に上回る年間30万人前後が来訪していた。

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