手話によるダンスや演劇の正確性や演出力を競う第10回「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」が24日、鳥取市で開かれた。手話落語を披露した熊本県立熊本聾学校が2度目の優勝となった。
手話落語部の3人で出場した同校の演目は「附子」。主人に怒られることを恐れた使用人の男がうそをつく様子を両手で大きく愉快に表現した。
同校2年の茶屋道麻琳さんは「なかなか校名が呼ばれず泣きそうだったが、最後に呼ばれてうれしすぎた」と喜んだ。
準優勝は、東日本大震災でろう者が直面した情報格差について演劇で訴えた埼玉県立の坂戸ろう学園。3位は宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を手話で表現した愛知県立杏和高だった。
|
|