政府、北朝鮮に厳重抗議 「人工衛星」かどうか分析継続

5/31 11:01

 政府は31日、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難した。松野博一官房長官が臨時記者会見を開き、明らかにした。松野氏は、発射が「人工衛星」打ち上げを北朝鮮が予告した期間内に、予告した方向だったと述べる一方、衛星かどうかは「分析中」として明言を避けた。

 岸田文雄首相は発射直後の午前6時半過ぎ、関係省庁に国民への迅速・的確な情報提供と、航空機や船舶の安全確認の徹底、不測の事態への万全な態勢確保の3点を指示した。

 松野氏や浜田靖一防衛相らが急きょ官邸に集まり、首相も官邸入り。記者団に「被害は報告されていない。詳細は分析中だ」と述べた。

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