参院法務委長の解任案を否決 与党、来週に入管法採決へ

6/2 13:26
 参院本会議で自身の解任決議案が否決され、一礼する杉久武法務委員長=2日午前

 参院は2日の本会議で、入管難民法改正案を巡り、立憲民主党が提出した杉久武法務委員長(公明党)の解任決議案について、自民、公明、日本維新の会、国民民主各党などの反対多数で否決した。この後、法務委員会は理事懇談会を開催。杉氏は6日に法務委で改正案を採決することを職権で決めた。与党は来週中の成立を目指す。

 杉氏は1日、与党の提案を受け、委員長職権で採決を決定。立民は反発し、採決を阻止するために解任案を提出した。立民の牧山弘恵氏は本会議で「杉氏は慎重に質疑をすべきだという野党の意見を無視し、職権で採決を決定するという強引極まる委員会運営を行った」と批判した。

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