岡山大のチームは、サトウキビの搾汁機を改良し、バイオマス発電の燃料として使われる木材の脱水を効率化することに成功した。乾燥工程にかかる時間を4分の1に減らせ、電力消費は半減できるという。チームは「再生可能エネルギーの利用促進につながる」としている。
チームによると、生木には50〜60%の水分が含まれるが、発電用として効率良く使うには35%以下に減らす必要がある。現状では1年かけて自然乾燥したり大量の電力を使って乾燥機で処理したりしている。
新たな方法では、板状にした木材を上下計三つのローラーの間に挟んで水分を搾り出すだけ。2020年に特許を出願した。
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