製薬大手エーザイは30日、米バイオジェンと開発した認知症のアルツハイマー病新薬「レカネマブ」が、厚生労働省の優先審査の対象品目に指定されたと発表した。製造販売承認に向け、通常は1年程度かかる審査が約9カ月に短縮されるため、年内に実用化される可能性がある。
優先審査は、生命に重大な影響があったり、日常生活に著しい影響を与えたりする病気に対する医薬品で、既存の治療法がない場合などに適用される。
レカネマブはアルツハイマー病の原因とされる、脳内に蓄積したタンパク質「アミロイドベータ」にくっついて除去する。エーザイが今月16日に承認申請していた。
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