「ZTF彗星」最接近 5万年ぶり、二度と戻らず

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 沖縄県国頭村の辺戸岬で見られた「ZTF彗星」=31日午後7時49分から各4秒露光で撮影した15枚を合成

 2022年に発見された「ZTF(ズィーティーエフ)彗星」が地球に近づいている。国立天文台によると、接近は約5万年ぶりとみられ、最接近するのは2月2日未明。地球から約4200万キロメートルまで近づく。5等級ほどの明るさになり「天の川が見られるような暗い空であれば、肉眼でもぼんやりと観測できる」としている。

 雲一つない夜空となった沖縄本島北端の辺戸岬では1月31日、月明かりに阻まれて肉眼で確認できなかったが、写真では緑がかった白い尾を持つ様子がはっきり捉えられた。

 ZTF彗星は、米カリフォルニア州のパロマー山天文台の観測プロジェクトで発見された。

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 沖縄県国頭村の辺戸岬で見られた「ZTF彗星」=31日午後7時49分から各4秒露光で撮影した15枚を合成
 沖縄県国頭村で見られた「ZTF彗星」。左は北極星、右は北斗七星=1月30日(4秒露光)
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