【酒泉共同】中国は30日、独自の宇宙ステーション「天宮」に向け、中国北西部の酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神舟16号」を打ち上げた。3人の宇宙飛行士が搭乗しており、天宮で現在活動している「神舟15号」の飛行士3人と交代。約5カ月間滞在し、天宮の設備の設置や維持のほか、科学実験や船外活動などを行う。
習近平指導部は「宇宙強国」の建設に向けた進展を誇示しており、29日に中国人初の月面着陸を2030年までに実現する計画を発表。4月には中国の無人探査機が撮影した画像を基に作成した火星全体の画像を初公開している。
発射センターでは発射台から1・5キロのエリアで関係者らが見守った。
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