ミャンマー、遠い民政復帰 軍政「選挙」強行か

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 ネピドーで行われたミャンマー独立記念日の式典=1月4日(AP=共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマー軍事政権がクーデターで全権を掌握してから2月1日で2年。軍政は事実上の国家元首だった民主派指導者アウンサンスーチー氏を首都ネピドーの刑務所施設で拘束し、市民への弾圧と軍事攻撃を重ねている。民主派の国民民主連盟(NLD)を排除した形式的な「総選挙」を8月までに実施する可能性があり、国軍が実権を握る状況が続きそうだ。民主主義復権への見通しは暗い。

 民主派がつくる挙国一致政府のドゥワラシラー副大統領は、今年が「民主化革命で最も重要な年」だと表明。ただ闘争が長引くにつれ市民の疲労は色濃く、軍政への抵抗運動から離脱する動きも出始めた。

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