本紙記者がチャレンジ~題「パン」(2)
2022/8/10 16:17
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山形新聞の記者たちが作った短歌を添削します。今回は前回に引き続き「パン」になります。少し多めに添削をするなどし、さらなるレベルアップを目指します。
取材道コンビニ寄ってパンかじるしっかり食べねばと分かっていても(20代女性)
▼添削例
取材への途中コンビニのパンかじるしっかり食べねばと分かっていても
【評】「取材道」は「しゅざいみち」か「しゅざいどう」か。どちらにしてもちょっと変な言葉ですね。同じ内容を別の言い方に変えれば、もっと自然な表現になると思います。しかし、下句の正直な感慨には、なんとなく胸打たれます。
菓子パンのカロリーびびり手が止まるよわい四十(しじゆう)も迷ってばかり (40代男性)
▼添削例
菓子パンの高カロリーに手が止まる齢(よわい)四十も迷ってばかり
【評】「四十にして惑わず」という論語の言葉を踏まえた下句。それに対して「びびり」がやや通俗的で落差がある気がします。「高カロリー」と一語で簡潔に表現したらどうでしょうか。現代の40代はなかなか論語のようにはいきませんよね!
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