むがしのごんだど。
兄の方はさっそく、一升の米で(※)焼ぎめし握って、風呂敷で
ところが、弟の方は「一生食える」というもんで、朝から畑さ出て、草を取んべし、終わったら、山さ柴刈りに行って、二
「ところで、兄は一日何しったもんだ」と聞ぐど、兄は(※)えてになって、「おらは、
どんびん。
むがしのごんだど。
兄の方はさっそく、一升の米で(※)焼ぎめし握って、風呂敷で
ところが、弟の方は「一生食える」というもんで、朝から畑さ出て、草を取んべし、終わったら、山さ柴刈りに行って、二
「ところで、兄は一日何しったもんだ」と聞ぐど、兄は(※)えてになって、「おらは、
どんびん。