ヤマザワカップ第37回県女子駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会主催)は21日、上山-山形間の5区間20.5キロで2年ぶりにレースが繰り広げられ、北村山が1時間9分49秒のタイムで、1987(昭和62)年の第4回大会以来となる2度目の栄冠を手にした。
北村山は、1区森谷乙葉選手(山形城北高)から2位でたすきを受けた2区本間未来選手(カーブスMORI東根)がトップに浮上。3区矢ノ目千桜選手(葉山中)と4区広田菜々美選手(神町中)が粘って首位をキープし、アンカー伊藤芽衣選手(酒田南高)が2位と36秒差でゴールテープを切った。
山形は終盤の追い上げも及ばず2大会連続の2位。後半巻き返した天童・東村山が3位に食い込んだ。4位に酒田・飽海が入り、3連覇を狙った南陽・東置賜は5位に終わった。6位は鶴岡・田川だった。以下は寒河江・西村山、新庄・最上、米沢、長井・西置賜、上山と続いた。
レース後、山形市の山形メディアタワーで表彰式を行った。大会会長の寒河江浩二山形新聞社長(山形新聞グループ経営会議議長)が北村山メンバーに月桂冠を授与し「新型コロナウイルス禍でレースに臨む準備は大変だったと思うが、力走する選手の姿は県民に勇気と感動を与えてくれた。この大会は全国都道府県対抗女子駅伝の本県代表を選ぶ参考レースであり、代表となった際は全国の舞台でも実力を発揮してほしい」と語った。
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