経験のたすき、次世代に 実力者・竹内(東海大山形高出)NDソフト加入

2022/4/13 10:09
NDソフトに加わり、新たな競技人生を踏み出した竹内竜真=南陽市内

 陸上のNDソフト(南陽市)に頼もしい新戦力が加わった。実業団の強豪・日立物流で主力を担ってきた東根市出身の竹内竜真だ。帰郷して新たな競技人生を踏み出した29歳は「チームをニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)に導くことが求められる役割」と自覚。本県陸上界の活性化にも貢献したい考えで「培ってきた経験を仲間や地元の子どもたちに伝えていきたい」と意欲的だ。

 東海大山形高時代に3年続けて「都大路」の主要区間を走り、東農大では東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)などで活躍した。7年間在籍した日立物流でも主要メンバーとしてチームを支え、昨年のニューイヤー駅伝では過去最高の4位入賞に貢献。今年も5区(15.8キロ)を担った。

 移籍の決断は今年に入ってから。「競技人生の最後は山形で走りたい」との気持ちは常に持ち続けていた中、けがでマラソン挑戦ができなかったことが契機になった。「年齢的なタイミングもあるが、環境を変えようとの思いも強くなった」といい、地元チームへの加入が実現した。

 トラック、ロードともベスト記録はここ2、3年でマーク。昨季も自己記録に迫る走りはできており、力は衰えていない。「勝負できる状態で地元に戻りたかったし、まだまだ成長できる」と手応えも感じている。

 チームの印象は「若い選手が多く、伸びしろは十分にある」。一方で今年のニューイヤー駅伝出場を逃すなど「狙った大会への個々のアプローチなどはまだ経験不足かな」と見る。だからこそ「自分の経験が若手の成長につながればうれしい」。2年後のパリ五輪も見据えてマラソンでも活躍を期す。「まずは代表選考会のグランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権をつかみ取る」と意気込む。

 「周囲に影響を与えられる選手でありたい」とも願い、間近に迫った県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)では古巣の北村山のメンバーとして8年ぶりにたすきをつなぐ。「競技者として刺激を受けてきた大会」との思いは強く、「レースを盛り上げる走りを見せたい」と意気込む。

 たけうち・りょうま 東根市出身。東根中部小―東根一中―東海大山形高―東農大。4月からNDソフト所属。高校時代は全国高校駅伝、大学時代は箱根駅伝で活躍。日立物流では主力を担い、昨年の全日本実業団対抗駅伝でチームの4位入賞に貢献した。ベスト記録は5000メートル13分43秒59、1万メートル28分9秒27、ハーフマラソン1時間2分2秒、フルマラソン2時間11分20秒。175センチ、29歳。

県縦断駅伝

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]