第66回県縦断駅伝・注目のランナー(3) 米沢、山形、北村山

2022/4/22 10:44

 第66回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)は27日の号砲まであと1週間に迫った。前回大会の雪辱や病からの復活、仲間への感謝、競技者としての飛躍…。出場11チームの精鋭たちはさまざまな思いを胸に刻んで開幕を待つ。各チームの注目選手を紹介する。

2年連続の区間賞を狙う高橋和人(山形大)

【米沢】高橋和人

 初出場の前回大会で「花の1区」を走る大役を任された米沢の高橋和人(21)=山形大。第2日のスタートとなる12区も担い、競り合いを制する快走を見せ、トップでたすきをつないだ。「2年連続の区間賞を獲得し、チームを勢いづけたい」と力を込める。

 昨秋の出雲駅伝で東北学連選抜のメンバーにも選ばれた実力者だ。山形市出身で地元チームから誘いもあったものの、あえて低迷が続く古豪を選んだ。「いい区間を任せてもらえる。エース級の選手たちと競いたかった」。闘争心に満ちたメンタルは一斉スタートで他チームと競う1区にはうってつけだった。

 大学卒業後は競技を離れる予定で、今年はまさに集大成の1年となる。今大会ももちろん培ってきた全ての力を出し切って走るつもりだ。「他チームのエースに比べて実力は劣るが、全力を尽くして食らいつく。周囲の期待に応える走りを見せる」と意気込みを語った。

【山形】井上大志

ひたむきに練習に取り組む井上大志(県置賜総合支庁)

 「見えない所でこつこつと相当努力をしてきた選手」。高校以来のエントリーとなった山形の井上大志(23)=県置賜総合支庁=への周囲の評は一貫している。突出した速さがあるわけではない。それでも地道に走り続けるひたむきな姿はチームの大きな刺激になっている。

 山形南高時代は満足のいく結果が残せなかった。3年時の県縦断駅伝デビューは「実力以上に巡り合わせが大きかった」といい、レースが「すごく楽しかった」ことを覚えている。新潟大時代は目標だった全日本大学駅伝で走ることはかなわなかったが、競技に打ち込み、就職しても走り続けた。心の中には常に「また縦断駅伝に」との思いがあったからだ。

 社会人2年目。時に朝練習に切り替えるなど、日々の時間を捻出して「チーム練習のたびに強くなっていた」と斎藤直己監督。努力でメンバー入りの道を切り開いた井上は「堅実につなぎ、楽しく走りたい」と穏やかに話した。

【北村山】保芦摩比呂

チームに貢献する走りを誓う保芦摩比呂(大石田中)

 前回大会は中学2年生でレースを経験し、区間賞も獲得した。北村山の保芦摩比呂(14)=大石田中=は将来性豊かな注目株。今大会はマークが厳しくなることが予想されるが、「ライバルと競い合いながら大会を楽しみたい」とマイペースを貫く。

 自分の性格を負けず嫌いと捉える。柔和な表情とは裏腹に、前半からハイペースで飛ばす「気持ちでいくタイプ」(保芦)だ。「暑い日でも練習がきつくても、走り込んで速くなりたい」と上を向く。

 小学4年時からスポーツ少年団で陸上を始めた。中学に進学し、先輩がトラックを駆け抜けていく姿が「すごくかっこよく見えた」。競技の魅力にはまり、つらい練習もこなせるようになった。

 けが防止には細心の注意を払い、ストレッチなど準備運動を入念にこなす。今大会の目標は「もちろん区間賞。区間新記録も狙いたい」。全国大会出場も見据え、階段を駆け上がっていくつもりだ。

県縦断駅伝

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