はね返され、ワイヴァンズ終戦 FE名古屋に74-96

2022/5/1 09:06
〈山形―FE名古屋〉第2クオーター、果敢に攻め込む村上駿斗(山形南高出)=天童市・県総合運動公園アリーナ

 バスケットボール男子・Bリーグ2部は30日、各地で6試合が行われた。パスラボ山形ワイヴァンズ(東地区)は天童市の県総合運動公園アリーナで今季最終戦となる第16節代替試合を行い、FE名古屋(同)に74―96で敗れた。連敗は今季最長の11に伸びた。今季通算成績19勝33敗、東地区順位は5位でシーズンを終えた。

 山形は中島良史、オーランド・サンチェス、ケニー・ローソン・ジュニア、川辺亮平、河野誠司が先発した。第1クオーター(Q)は相手の攻撃をしのぎながら得点して17―23。第2Q出だしは攻勢を許したが、村上駿斗(山形南高出)らの得点で食らい付き38―45で折り返した。第3Qは相手外国籍選手を中心に、中と外を織り交ぜた攻撃に苦しんで点差を広げられ、その後も勢いを止めることはできなかった。

 ローソン・ジュニアが22得点、サンチェスが12得点だった。観戦者数は888人。

 【評】山形は攻守で完成度の高いFE名古屋に屈した。攻撃が単発に終わる場面が多く、相手の守備リバウンドは33本。山形のセカンドチャンスからの得点は5点にとどまった。9スチール、9ターンオーバーと集中力は高かったが、中と外を柔軟に使い分ける相手の攻撃を止められなかった。

【マッチアップ】力の差痛感、今季最長11連敗

 リーグトップチームの背中は遠かった。組織力や修正力、個の能力。東地区首位でプレーオフに進むFE名古屋相手に、村上駿斗は「力の差を肌で感じた2試合だった」。リーグ最終戦でも連敗を止めることはできず、言葉には悔しさと来季への決意がにじんだ。

 第2クオーター終盤、村上や田原隆徳の奮闘で追い上げて7点差まで詰めた山形。良い流れを持続させたかったが、後半でFE名古屋が一気に引き離した。リバウンドや入念に準備されたセットプレーが一枚上手だった。個々の能力が大切なのはもちろんだが「組織力を高める必要がある。強いチームはやはり崩れない」と村上。強豪が必ず持つ「流れを変える力」の重要性を強調した。

 シーズンを通じて課題に挙がったリバウンドに加え、この日は守備でも後手に回った。相手はピックアンドロール(2対2の基本戦術)を効果的に使い、2点シュートを7割超の確率で決めた。ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチは「リバウンドチャンスすらなかった」と肩を落とし、「守備リバウンドもそうだが、その前にもっと粘り強い守備をしなければ。エナジーが必要だった」と続けた。

 昨年以上の成績を目指して戦ったシーズンが幕を閉じた。村上は「個人的にも収穫はたくさんあった。来季は必ずプレーオフに行く」と目標を力強く掲げた。

今季の悔しさ、来季につなぐ ライコビッチHCあいさつ

今季リーグ戦を戦い終えて、ファンにあいさつする山形のミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ

 ○…ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチが試合後、応援に駆けつけたブースター(ファン)の前であいさつ。サポートに感謝を述べ「目標はかなわなかったが、今季できなかったことを来季につなげたい」と抱負を語った。

 試合後の会見では「結果は予想を下回り、満足していない」と厳しく現実を見つめる場面も。「若手を起用できたことは収穫だったが、何より勝利が少なかった。早急に原因を分析しなければいけない」と話した。

山形ワイヴァンズ

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