1票に懸ける~参院選県区候補者ルポ(2) 国現・舟山康江氏

2022/7/2 10:15
沿道の声援にグータッチをして心を通わす=舟形町

 選挙カーのドライバーが焦っている。「もう鮭川に入らないといけない時間だ」。沿道に顔を出す人が多く、頻繁に停車するためどうしても遊説予定がずれ込んでしまう。「舟山さんの人気はすごいよ」。各選挙でハンドルを握ってきたドライバーには分かる。

 公示翌日は最上地区を回った。住宅2階の窓、畑、ビニールハウス、のり面工事の足場、擦れ違う車、あらゆるところから手が振られる。遠くにあっても見逃すことはない。「ありがとうございます、見えております」。声援こそが原動力となる。

 舟形町の街頭演説では「国会でもう1回、雪国の思い、地域の思い、農業の現場の大変さを発信したい」と豪雪対策の強化を訴えた。自らは小国町に暮らしている。最も雪深い地域に住む国会議員の一人、と自負している。

 車は緑が濃い山あいの集落に入った。日に焼けた農家やお年寄りが笑顔で出迎える。落選も経験したが、2期12年、くまなく県内を歩き、地域の声を聞くことを心掛けてきた。そのスタイルは一貫している。

 午後、蒸し暑さとともに声量が増してきた。「上から降ってくる政治ではなく、下から積み上げる政治に変えるために声を聞かせてください。私が届けます」。いつの間にか首にタオルが巻かれていた。

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