1票に懸ける~参院選県区候補者ルポ(3) 共新・石川渉氏

2022/7/3 12:49
街頭演説が終わると、支持者の元へ駆け付けてグータッチを交わした=鶴岡市

 鶴岡市内のスーパー前。真夏のような陽光に思わず目を細める。「日差しが強いので無理せず日陰で聞いてください」。暑い中待ってくれていた支持者を気遣うと、早速、声を張り上げた。演説後は早足に支持者の元へ。「頑張ってな」。高齢女性からの応援にグータッチで応えた。

 国政選挙では衆院選に5回挑戦しているが、参院選は初めて。衆院選とは違い、県内全域を駆け回る戦いに「やっぱり移動時間が多くて大変」とこぼしつつ、表情には充実感がにじんでいた。

 選挙カーは鶴岡市街地を抜けて藤島、羽黒地域へ。自宅から出てきてエールを送る男性、畑仕事を止めて手を振るお年寄り…。さまざまな応援を背に集落を回り、スピーカーから政策を訴える。途中、休憩で立ち寄った温泉施設で取り出したのは1本のバナナ。「温泉には入りたいけど時間が惜しい」と一気に頬張り、エネルギーを充電した。

 地域をつぶさに回る中で厳しさを増す暮らしへの不安の声に触れてきた。「公的年金の減額に対する怒りは大きいものがある」。託された思いを原動力に、日が落ちてもマイクを握り続けた。連日の遊説ですっかり声はかれたが、「あしたには治るから大丈夫」。疲れも見せず、さっそうと選挙カーに乗り込み、次の目的地へと走り出した。

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