最賃「1000円以上要望」7割超 県労連のアンケート

2022/8/16 10:26

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 県内の労働者を対象に行った最低賃金に関するアンケートで、現行の県最低賃金822円では不十分とする声が9割超に上り、千円以上の引き上げを求める回答が7割以上となった。県内の最低賃金は過去最大の上げ幅となったものの、物価高騰などで打撃を受ける労働者の厳しい実態を示す結果となった。

 県労連がまとめた。アンケートは5~7月、県労連加盟労組の職場や街頭活動で聞き取りなどを行い、708人(男性204人、女性494人、無回答10人)から回答を得た。雇用形態別では正規が76.1%だった。

 質問項目のうち「現在の県最低賃金822円は十分か」との問いでは、「十分ではない」が95.3%を占め、「十分だ」は2.8%にとどまった。時給の引き上げ希望額については千円台が46.9%で最も多く、900円台が17.8%、1100~1400円台が15.3%、1500円以上が14.8%となり、千円以上の回答は計77%に上った。

 自由記述では「最低賃金が低い県は労働者の流出が大きな課題だ」「老後や子どもの教育費など不安は増大するのに貯金に回すゆとりがない」などの回答があり、大幅な賃金アップを求める意見が目立った。アンケート結果は山形労働局に伝えた。

 山形地方最低賃金審議会は今月、県最低賃金を32円引き上げ、854円とするよう小森則行山形労働局長に答申した。10月6日から効力が発生する予定。県労連の担当者は「今までにない大幅な引き上げだが、現在の物価高騰を踏まえると不十分だ」と話した。

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