廃熱利用し、メダカ生育 リョウケ山形工場(村山)が販売

2022/8/16 11:41
工場の熱を有効活用して繁殖させたメダカを自社製容器と合わせ商品化した=村山市・クアハウス碁点

 プラスチック製品製造のリョウケ(埼玉県川口市、早川国好社長)の山形工場(村山市稲下)は、工場からの廃熱を利用してメダカを生育し、繁殖にも成功した。メダカは品種改良が進んで近年、飼育がブームとなっている。夏の行楽期に合わせ、同市のクアハウス碁点で自社のプラスチック容器に入れたメダカを販売している。

 リョウケはポリタンクやプールに設置されるコースロープなど、身の回りのプラスチック製品を手掛ける。新型コロナウイルスが猛威を振るうと、2020年には交通機関のつり革やエレベーターのボタンなどに直接手や指を触れないグッズを考案し、発売した。

 早川悦生常務山形工場長がプラスチック製品以外の事業にも取り組もうと考え、SDGs(持続可能な開発目標)の理念から工場の廃熱の有効活用を試みた。工場2階の一室にダクトを通して熱を誘導し、10匹のメダカを徐々に増やしていった。現在、毎日卵から生まれており、数百匹が水槽やケースの中を泳いでる。

 メダカの販売では、クワガタムシやカブトムシを入れる自社容器を利用した。ふたから空気が通る構造だが、容器を傾けても水が漏れない仕組みになっている。メダカの魅力は、飼育が簡単で品種が豊富、見た目も華やかなこと。早川常務は「泳いでいる姿を見るとかわいくて癒やされる」と話している。

 販売するのは、さまざまな品種が混じった「ミックス」、オレンジ色が目立つ「楊貴妃」、銀色が映える「スーパーミユキ」の3種類。容器は500ミリリットル(500円)、800ミリリットル(千円)、1.6リットル(2千円)があり、いずれも容器の大きさに比例した3匹が入っている。

 クアハウスでは19、20日に購入できる。問い合わせは同社山形工場0237(56)3610。

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