中学校の休日部活、現場の議論 鶴岡・移行準備ばらつき、課題洗い出す

2022/9/25 09:18
部活動の地域移行について情報共有する出席者たち=鶴岡市

 県総合型地域スポーツクラブ協議会(今野芳代表)の第1回自主研修が24日、鶴岡市朝暘武道館で開かれた。中学校の運動部の休日活動が地域での指導に移行されるのを見据え、先進事例を参考にしながら、受け皿となる総合型地域スポーツクラブの関わり方について意見を交わした。

 少子化の進展や、教員の長時間労働解消を背景に、2025年度末を目標に地域移行が進められる。23~25年度は改革集中期間としている。

 この日は県内11市町のクラブ関係者約20人が参加した。県スポーツ協会の長岡均クラブアドバイザーが「段階的な地域移行の実践研究として、山形市や鶴岡市など現在5カ所で事例がある。検討組織は設置済みの自治体もあるが、構成を作成中など市町村でばらつきがある」とし、県内ではまだ足並みがそろっていない現状を説明した。

 全国事例の紹介では、長崎県長与町が挙げられた。町内に三つの中学校がある長与町は、来年度から休日の全ての運動部活動を地域に移行させる。指導者や活動場所の確保、会費の徴収などといった運営はスポーツクラブが担い、既に卓球、バスケットボール、バレーボール部は移行が進んでいるという。

 出席者はグループに分かれ、意見交換も行った。それぞれの班からは「行政と学校、地域で話し合い、役割などを確認する必要がある」「勤務時間の増加による人件費など、クラブ側の財政面に不安がある」などといった意見も出された。今後も議論を深め、課題などを洗い出していく。

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