山形中央、17年ぶり栄冠 秋季高校野球県大会

2022/9/26 08:50
〈山形中央-鶴岡東〉相手打線を完封した山中央のエース武田陸玖=中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた

 第75回秋季東北地区高校野球県大会の決勝が25日、中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(荘銀・日新スタジアム=県野球場)で行われ、山形中央が鶴岡東に5―0で勝利し、17年ぶり4度目の栄冠を手にした。3位決定戦は山形城北が9―8で九里学園にサヨナラ勝ちし、4年ぶり5度目の東北大会出場を決めた。

 山中央は五回、5番戸村良和の適時二塁打で先制。七回には3番木村祐葵、八回には2番武田陸玖の一発でリードを広げた。先発のエース武田は9回を4安打に抑えて完封した。互いに2桁安打を放つシーソーゲームとなった3位決定戦は城北が九回、4番鈴木結誠の適時二塁打でサヨナラ勝ちを収めた。

 東北大会は10月10日に本県で開幕する。鶴東は4年連続14度目、山中央は2年連続12度目の出場となる。

【振り返って】各チーム課題修正、総合力底上げを

 荒削りながらも各チームは持ち味を発揮したが、走塁の判断ミスや失策も目立ち、完成度は、まだまだ。来年春、夏の大会に向け、各チームとも今回露呈した課題を修正し、総合力を底上げしていく努力が求められる。

 優勝した山形中央は個の能力が際立っていた。打線は4試合で7本塁打32得点。中でも武田陸玖は3本塁打を放ち、決勝は圧巻の完封劇だった。ただ他の投手を見ると、四球でピンチを招くなど安定感を欠く場面も。ハイレベルな戦いを勝ち抜くために、課題は2、3番手の育成だ。

 準優勝の鶴岡東は5投手が大崩れせず試合をつくった。今夏の甲子園ベンチ入りメンバーは4人だけで、地区予選も免除されたため、実戦不足は否めない。東北大会を通じて勝負勘を高めてほしい。

 3位の山形城北は今大会出場チーム最多の19盗塁。足を絡めて得点を重ねた。初の準決勝に進んだ九里学園は打のチーム。鋭い振りでの長打も目立った。両チームともバッテリー陣の踏ん張りが今後の飛躍の鍵になりそうだ。

 仙台育英の夏の全国制覇は記憶に新しい。同じ東北勢の活躍に山形の球児も頂点が夢ではないと感じたはずだ。東北大会で強豪と戦い、大きな手応えをつかんでほしい。

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