エダマメの通年提供へ新技術 県が開発、電子レンジなどで簡単乾燥

2022/9/26 14:08
山形県庁(資料写真)

 県は年間を通じて県産エダマメを提供するため、新たな加工技術を開発した。電子レンジなど身近な機器で比較的手軽に乾燥品を製造する技術で、小規模農家や食品加工業者が利用しやすくするのが特徴。エダマメは風味を生かした加工が難しく、生のエダマメを販売できない時期の商品展開が課題となっていた。

 農林水産省の統計によると、2020年産エダマメの本県出荷量は4430トンで、北海道、群馬県、千葉県に次ぐ第4位の産地となっている。県は日本一のエダマメ産地を目指したプロジェクトを展開し、産地振興を図っている。

 生のエダマメは賞味期限が短く、常温での流通が難しい。加工しようにも光や熱ですぐに退色し、香りが飛びやすいという。だだちゃ豆をフリーズドライした商品などはあるものの、さらなる商品開発に活用してもらおうと、県農業総合研究センターで加工技術に関する研究が進められた。

 主な工程では、ゆでてさやから取り出したエダマメを食品乾燥機で4~5時間乾燥後、電子レンジで加熱する。レンジのマイクロ波で急激に温め、残っている水分を蒸発させることで色合いや風味を損なわず、サクサクとした食感に仕上がるという。そのまま食べられるほか、豆ご飯などの料理や菓子に利用できる。

 大型機器の導入が不要で少量生産が可能なため、小規模農家などによる商品開発の促進が期待される。県は研修会を開くなどして普及を図っており、「商品数を増やすことで生産振興につなげたい」としている。加工技術に関する問い合わせは県村山総合支庁農業技術普及課023(621)8294。

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