きょう安倍元首相国葬、県民の思い 賛否や進め方への疑問の声

2022/9/27 09:14

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 世論を二分する安倍晋三元首相の国葬が27日に東京都内で営まれる。首相経験者としては戦後2例目となる歴史的な式典について、県民からは賛否だけではなく「国民の十分な理解が得られないまま強行している」など進め方に疑問を呈する声も聞かれた。

 「自分が子どもの頃から安倍さんは首相だった。長く国のトップを務めた人への敬意、感謝の意を込めて国として葬儀を行ってもよいと感じる」と米沢市の山形大工学部2年阿部優人さん(19)。酒田市宮野浦3丁目、会社役員日向志真さん(50)は「反対意見があるのは承知しているが、痛ましい亡くなり方をした人を、最後は優しい気持ちで送ってあげたい」と理解を示す。

 山形市篭田3丁目、会社員三上桃花さん(24)も長期間首相を務めた経験から国葬の対象になり得るとしつつ「ただ、費用がかかり過ぎだと感じる。費用を抑え、その分を国民に還元してほしかった」と続けた。

 「断固反対」と言い切るのは戸沢村津谷、無職佐々木好昭さん(72)。「国葬の実施は、故人の国への功績や人柄を見て決めるべきだ。国民の意思をねじ伏せる形で準備が進んでおり、岸田首相が安倍派の議員に配慮している様子が透けて見える」と憤った。

 白鷹町山口、無職菅美代子さん(70)も反対の立場だ。「ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作元首相の時も行っていない」とし「皇族以外で広く理解を得るのは難しいのではないか」と語った。

 明確な基準が示されないまま準備が進む国葬に違和感を覚える県民も多い。鶴岡市美咲町、会社員前橋和毅さん(36)は「悼む気持ちはあるが、国葬にどのような人が対象になるのかという明確な基準と、国民の十分な理解が得られないまま強行で進めている印象がある」と受け止める。

 朝日町太郎、自営業長岡昂司さん(63)も「何としても国葬を押し通すような進め方は良くない」と指摘。「森友、加計学園などの問題への対応をうやむやにして終わった印象もある。在任期間は歴代最長だが、他の首相経験者と同様で良かったのではないか」と話した。

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