県と28市町村、半旗・弔旗 安倍氏国葬・白鷹町、庁内黙とう呼びかけ

2022/9/28 09:49
安倍晋三元首相を悼み、半旗が掲げられた=27日午前、県庁

 安倍晋三元首相の国葬が27日、東京・日本武道館で執り行われた。本県は県と28市町村が庁舎などに半旗を掲揚するなどした。このうち、鮭川村は役場に弔旗を設置した。黙とうはほとんどの自治体で行わなかったが、白鷹町は職員に協力を呼びかけた。

 半旗掲揚の理由について、県は「これまでも皇族が亡くなった際や中曽根元首相の内閣・自民党合同葬の際にも半旗を掲揚している。他県の状況も参考に、弔慰を表するため判断した」と説明する。山形市は「歴代最長の首相在職日数などを踏まえ、追悼の意を示す」、鶴岡市は「中曽根元首相の合同葬などこれまでの市の対応と県の方針を参考にした。多様な意見があることは承知している」と述べた。

 役場入り口に弔旗を置いた鮭川村は「長く首相を務めた方への敬意を示すため」としている。

開始時間に合わせて黙とうする職員=白鷹町役場

 白鷹町は国葬が閣議決定された政府の行事であることから午後2時に合わせ、庁内放送で職員や来庁者に黙とうを呼びかけた。佐藤誠七町長は「それぞれの価値観や考え方があるので強制ではない」と話した。

 半旗を掲げなかった7町村は「国葬に賛否両論がある」(最上町、戸沢村など)、「国や県から要請がない」(真室川町、三川町など)を理由に挙げた。

 県教育委員会は県立学校や市町村教育委員会へ、各教委は学校現場にそれぞれ対応を指示しなかった。

国葬反対を訴える参加者たち=鶴岡市役所前

鶴岡で市民集会「強行に断固反対」

 安倍晋三元首相の国葬に反対する市民集会が27日、鶴岡市役所前で開かれた。

 田川地区平和センターや医療生活協同組合やまがたなどの団体で作る実行委員会が呼びかけ、約100人の市民が参加した。同組合の阿部誠也常務理事が「憲法に違反し、立憲主義を踏みにじる強行開催に断固として反対する。弔意を強要することは決して許されない」などと訴えた。

 関徹県議と地元市議らも反対主張を唱えた。最後に全員で「民主主義破壊の国葬反対」「税金使うな」などとシュプレヒコールを上げた。

【県内自治体の国葬の対応】

■半旗掲揚

 県、山形市、米沢市、鶴岡市、酒田市、新庄市、寒河江市、上山市、村山市、長井市、天童市、東根市、尾花沢市、南陽市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、金山町、大蔵村、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町

■弔旗掲揚

 鮭川村

■黙とう

 白鷹町

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