東北中央道、山形-新庄間50分に短縮 東根北-村山本飯田、10月29日開通

2022/9/30 07:58

 国土交通省山形河川国道事務所は29日、東北中央自動車道の東根北IC(インターチェンジ)―村山本飯田IC間(延長8.9キロ)の開通時期が10月29日に決定したと発表した。県の試算によると、山形―新庄の所要時間は50分に短縮される。

 東根北―村山本飯田は無料区間で、当日は午前11時に式典を行い、午後3時半に利用を開始。新庄―米沢で唯一の未接続区間(ミッシングリンク)が解消され、最上地域と首都圏が高速道路で直接つながる。

 山形河川国道事務所は、今回の開通で山形―新庄の所要時間が9分短縮になるとしている。県によると、開通後の東北中央道を利用した場合、山形―新庄の所要時間は50分で、国道13号での移動と比べ50分短いという。東北中央道を構成する新庄市の国道13号「泉田道路」(延長8.2キロ)は本年度内の開通を予定している。

 同事務所によると、東北中央道は着実に整備が進み、沿線自治体で工場の新増設や設備投資額が増えている。山形と福島・関東との貨物取扱量も増加傾向にあり、ミッシングリンクの解消で物流がさらに効率化する。観光振興に加え、尾花沢市から県立中央病院(山形市)への救急搬送の時間短縮などの整備効果も期待されている。

交流人口拡大に寄与

 吉村美栄子知事の話 いよいよ、北村山地域を含め最上地域までが首都圏と高規格道路ネットワークでつながることになった。県民の安全・安心な生活の確保と産業、観光振興による地域経済の活性化、交流人口の拡大に大きく寄与すると期待している。

地域活性化に弾み、沿線自治体が期待

整備が進む東北中央自動車道の村山インターチェンジ=村山市河島

 北村山地域に残るミッシングリンクの開通時期が決まった東北中央道。開通後は最上地域が全国の高速道路網に組み込まれ、沿線自治体から地域活性化などに弾みがつくとの声が上がった。

 山尾順紀新庄市長は「長年要望してきたミッシングリンクが1区間、解消される。関係者に心から感謝を申し上げたい」と歓迎。「地域住民の安全な暮らしの確保と交流活性化に努め、地方創生の推進に取り組む」とコメントした。

 志布隆夫村山市長は「地域産業の活性化や観光振興に大きく寄与すると期待している。大規模災害時の緊急交通路としての機能や、救急搬送などで地域医療環境の向上が図られ、安全安心な市民生活につながる」との談話を発表した。

 土田正剛東根市長は全国の高速道路網に加わる意義は大きく、地域の経済・観光の底上げになると説明。「開通効果を引き出すための知恵と工夫が大事だ」とした上で、国道287号の四車線化などインターチェンジへのアクセス強化が必要だと強調した。

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