第101回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会、山形新聞、山形放送など主催)は最終日の29日、鶴岡市小真木原陸上競技場で決勝を行い、羽黒がPK戦の末に山形中央を退け、2年連続9度目の栄冠を手にした。
序盤で先制を許した羽黒は前半終了間際にMF荒井晴太のクロスをDF小西謙吾が押し込み、同点で折り返した。後半8分にはFW成田藍士のゴールで逆転したものの、19分後に追い付かれた。その後は膠着(こうちゃく)し、2―2のまま延長でも決着が付かず、PK戦に突入。羽黒はGK梅野晃成の活躍もあって4―3で制した。
羽黒は県代表として、12月28日に首都圏を会場に開幕する全国大会に出場する。
【評】守備で粘った羽黒がPK戦までもつれた一戦を制した。前線の突破力を生かした山形中央の堅守速攻に手を焼いたが、GK梅野を軸に守備陣が踏ん張った。攻撃も徐々にボールがつながり、サイドを崩して好機をつくった。山中央は攻勢をかけた序盤で畳み掛けられなかったことが痛かった。
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