2023年に山形市表蔵王の国道13号沿いにオープンを予定する「道の駅やまがた蔵王」(仮称)の集客企画コンテストが23日、山形市の東北芸術工科大で開かれ、同大の企画構想学科の学生が、若い世代をはじめ多くの人に訪れてもらうための誘客案を提案した。
道の駅は県観光物産会館に隣接し、多目的ホールや飲食・物販コーナー、伝統工芸品の展示などを行う情報発信スペースを備える。物産会館とは連絡通路を設けて一体化するほか、路線・高速バスの停留所を設ける。今年10月から工事が始まった。
コンテストは同大が主催し、同学科の1~3年生150人が12のチームを編成。事前に物産会館を訪れ、利用者層などを調べ企画を練った。利用者は高齢者層が多いことから若い世代や家族連れをターゲットとしたチームが多かった。ラーメンやクラフトコーラのイベント、「給食」の提供、防災フェアなど多彩なアイデアが示された。目標の集客数、協力先企業の候補なども具体的に示した。
同大の教員や物産会館の長谷川正芳社長ら関係者計9人が審査員を務め「発想が面白い」「ブラッシュアップすればすぐにでも実現できそう」などと講評。審査の結果、好みに合ったご飯のお供を探す試食イベントを提案したチームがグランプリとなった。示された12案は実現に向けて検討を進める。
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