三井嬉子さん死去 山形交響楽協会長、SO日本会長

2022/11/28 07:56
三井嬉子氏

 山形交響楽団を運営する山形交響楽協会長で、スペシャルオリンピックス(SO)日本会長の三井嬉子(みつい・よしこ)さんが23日に死去したことが、27日分かった。83歳。大阪府出身。葬儀・告別式は、12月1日午前10時半から東京都杉並区梅里1の1の1、真盛寺で営まれる。喪主は長男高輝(たかてる)氏。

 三井さんは、知的障害者のスポーツ大会SOの普及推進に尽力した。2006年にSO日本の理事長となり、08年3月の山形大会では大会会長を務めた。同年から現職。山形交響楽協会長は15年から務めていた。

「山響を愛し温かく支援」県内関係者、急逝惜しむ

 山形交響楽団に深い愛情を寄せ、温かく気さくな人柄で親しまれた山形交響楽協会長の三井嬉子さんが急逝した。「山響は山形の宝」と話し、その発展に力を尽くした貢献者の訃報に、関係者から惜しむ声が上がった。

 スペシャルオリンピックス日本会長も務め、全国的に活躍していた三井さんは、山響が東日本大震災などの影響で苦境に陥っていた2015年に同協会長に就いた。園部稔理事長は、忙しい中でもほとんどの理事会に出席し、先月も元気に山形を訪れていた姿を思い、「山形県、山響を愛し、『世界に羽ばたく山響になろう、その力がある』と励ましてくれた」と語る。

 同協会理事の長谷川吉茂山形銀行頭取は「凛とした品格を感じる方だった。山響が厳しい時期に温かく支援いただき、今の山響があるのは三井さんの尽力があってこそ」、同理事で山響応援県民会議発足時の会長も務めた清野伸昭山形パナソニック会長は「地方の文化への思いは強く、山響への思いはひとしおだった。誠実そのものの人柄で、非常に残念」と惜しんだ。同じく理事の寒河江浩二山形新聞社長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)は「山響の発展が考えの基本にあり、真摯(しんし)な姿勢から愛情が伝わってきた。残してくれた思いを正面から受け止め、山響を育てていきたい」と力を込めた。

 西浜秀樹さんは三井さんの会長就任と同年に専務理事に就いた。「口先だけでなく全身全霊で行動してくださった人。気さくでかわいらしい一面がある一方で、常に先頭で導いてくれた。喪失感は埋められないが、山響を世界へという夢を受け継いでいきたい」と語った。

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