ラクロス、狙う「世界」 村山出身・細梅選手、挑む全日本V2

2022/11/28 12:10
児童にボールの投げ方を指導する細梅靖晶選手(手前)=尾花沢市尾花沢小

 日本ではまだなじみの薄い球技「ラクロス」で、村山市出身の細梅靖晶(やすてる)選手(28)=東京都=が奮闘している。所属クラブの主力として2連覇の懸かる全日本クラブ選手権決勝(12月4日・東京)に臨み、世界選手権日本代表選考を見据える。敏しょう性を武器に「メダル獲得のために求められるプレーを追求したい」と意気込む。

28年ロス五輪、視野に

 細梅選手は楯岡中(村山)、山形東高から千葉大教育学部に進学。高校までは野球部で、「ラクロス部員の熱量が高く輝いて見えた」と競技を転向した。身長170センチと小柄ながら、俊敏さと得点力の高さで頭角を現し、2015年にU―22(22歳以下)日本代表、16~18年には日本代表入り。クラブチーム「スティーラーズ」(東京)の主将で挑んだ昨年の全日本クラブ選手権で初優勝した。

 ラクロスは、28年の米ロサンゼルス五輪で開催都市が提案できる追加競技候補に入っている。全日本クラブ選手権の連覇、来年の世界選手権での日本代表入りと実績を積み上げ、34歳で迎えるロス五輪に初出場―を目標に掲げる。

 また、「自分を成長させてくれた競技の魅力を伝えたい」と、県内での普及活動にも動き出した。教員の母・睦子さんが勤務する尾花沢小に企画を持ち込み、25日に体験教室を初開催。6年生64人が網付きのスティックを手に鬼ごっこやゲームに挑み、細梅選手は「遊び心が大事。上や横だけでなく体の後ろ側からもボールを投げてみて」と挑戦を促した。

 森谷建太君(12)は「ボールを真っすぐ投げるのが難しかったけど、床にバウンドするようにしたらうまくいった」とし、細梅選手は「楽しんでくれたことが何よりうれしい」と手応えを口にした。

 ラクロス 網の付いたスティックを使い、ゴム製ボールを相手ゴールに入れて得点を競う球技。ルールはホッケーに近く、1チーム10人で、アタック(AT)とディフェンス(DF)、ミッドフィルダー(MF)、ゴールを守るゴーリー(G)で構成。カナダ、米国などで盛んに行われている。

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