避難民のウクライナ男性受け入れ 米沢市と県、県内初

2022/11/29 07:43

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 米沢市と県は28日、ロシアの侵攻が続くウクライナからの避難民としてマレンコヴ・セルギーさん(58)を受け入れたと発表した。受け入れは県内初。市避難民支援員のマレンコヴ・ヴラッディスラヴさん(34)の父で病気治療を行う。侵攻後初めて顔を合わせた親子は「1年ぶりに再会できてとてもうれしい」と語った。

 セルギーさんはウクライナ南部ザポロジエ州に住んでいた。ウクライナでは成人男性の出国が原則禁止されているが、早急に病気の治療が必要なことが分かり、戦禍で国内治療が困難なことから、出国が認められた。21日に隣国モルドバの日本大使館でビザを申請し、25日に来日した。

 市と県が生活面での支援に当たり、住居は県が米沢市内の県営住宅の一室(3DK)を無償提供。市は病気治療のために国民健康保険の手続きを完了しており、国保税や上下水道料金の減免なども行う。避難民をサポートする日本財団からの支援を受けるまでの措置として、県が一時金16万円、生活費として月7万2千円を給付する。

 息子のヴラッディスラヴさんはロシアの侵攻後、初めて父と再会し「これからは安全な生活を送りながら、安心して治療に専念してほしい」。セルギーさんは「ウクライナが非常に困難な状況にある中、温かい支援の下で治療できることに感謝している」などとコメントしている。

 出入国在留管理庁によると、23日までに入国した避難民は計2143人。全国のうち受け入れがなかったのは本県のみで、全都道府県で避難民を受け入れたことになる。

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