鶴岡市藤島地域の長沼温泉ぽっぽの湯にオリジナルキャラクターが誕生した。名前は「ゆぽっぽくん」で、地元の小学生が長沼地区のシンボル・白鳩(しろはと)をモチーフにデザインした。今後グッズを制作するなどし、PRに活用する。
子どもの自由な発想でキャラクターを作ってもらおうと、長沼温泉ぽっぽの湯運営協議会(大沼富美雄会長)が昨年10月、藤島地域の藤島、東栄、渡前の3小学校と藤島中の児童生徒にデザインと名前のセットで募集した。61人から計65点が寄せられ、東栄小6年上林美桜さん(12)の作品が選ばれた。ゆぽっぽくんは体に温泉マークがあしらわれ、周囲に湯気が描かれている。かわいらしい見た目が市民に親しみを持ってもらえると評価された。
ぽっぽの湯で21日、発表会が開かれた。大沼会長が「愛らしいキャラを作ってもらいありがたい。大切に育てていきたい」と感謝し、上林さんは「選ばれてうれしい。長く活躍してほしい」と話した。
施設は2000年4月にオープンした。同温泉は塩分が強く、湯冷めしにくい泉質と言われている。誕生したキャラクターは施設内に掲示されるほか、タオルやバッグといったグッズ販売につなげる予定だという。
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