定例記者会見で吉村知事は「観光客に県内回遊を促す拠点」と説明した。寒河江市内に構想した理由として▽整備候補地が県有地▽主要高速道路の結節点に近いなどの周遊性▽クルーズ船との連携▽既存施設の活用―の4点を挙げた。
近隣の道の駅、産直施設との機能の重複を否定し、構想する新拠点は「四季のフルーツ全般を学び、理解を深め、味わってもらい、販売や産地につないでいく」との位置付けだとした。
拠点整備を巡り、県は、新規事業費を計上した本年度一般会計当初予算案を昨年の県議会2月定例会に提示したが、議会側が将来負担などに難色を示したため撤回した。昨年の9月補正予算案で改めて情報発信の検討費を盛り込み、可決された。再検討後の構想では、同公園内に民間資金を活用した拠点を整備し、2026年度の事業化を見込んでいる。
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