防火デー、守るぞ!文化遺産 郷土館、文翔館などで訓練・山形

2023/1/26 22:08
消防車両も放水し、防火意識の向上を図った=山形市郷土館

 文化財防火デーの26日、いずれも国指定重要文化財となっている山形市郷土館(旧済生館本館)、同市の文翔館などで消防訓練が行われ、参加者が火災発生時の対応を確認した。

 市郷土館では、職員や市の担当者など15人が参加した。1階展示室からの出火を想定し、火事ぶれ、初期消火、逃げ遅れた入館者の捜索などについて役割や手順を確かめ、消防車両も放水した。同館職員の戸田一彦さん(61)は「先人から受け継いだ文化遺産を残すため、改めて防火意識の向上と体制の確認に努めたい」と気を引き締めた。

 文翔館では職員ら25人が参加した。来館者の避難誘導を確認したほか、初期消火対応では訓練用の消火器を使って手順をチェックした。市消防本部の担当者は「まずは命を守ることが大事。その上で初期消火に当たってほしい」などとアドバイスを送った。

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