高校生が地域課題解決に向けた探究成果を共有する「全国高校生マイプロジェクトアワード2022」の山形県サミットが28日、オンラインで開かれた。県内12高校の115人が農業や健康、教育、食などをテーマに研究・考案した37プロジェクトを発表し、意見を交わした。
同プロジェクトは認定NPO法人カタリバ(東京)が2013年から展開し、高校生が主体的、協働的に学ぶ探究型学習プログラムだ。サミットは高校生同士の学びと対話の場として設けられ、本県版は冠婚葬祭業のジョイン(山形市、武田良和社長)が共催した。
参加者は9班に分かれ、▽防災力向上のための地域コミュニティー活性化▽子どもや高校生の居場所づくり▽商店街への誘客方法▽人間関係を良好にするコミュニケーション―といった探究結果を各班で語り合った。年間を通じて芋煮を楽しむ里芋の超促成栽培や、人工イクラの仕組みを生かした携帯用液体石けんづくりを発表する生徒もいた。
生徒は、行政や企業の協力を得て学びを深めてきた。この日は応援する社会人など約30人とも交流し、探究の深め方や考え方について助言を受けた。
全国サミットは3月に開かれる。本県から出場するプロジェクトは後日、発表動画を基に選考される。
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