東根市の国指定特別天然記念物「大ケヤキ」に飾る巨大横綱の制作が29日、同市のJAさくらんぼひがしね低温倉庫で行われ、地元住民らがわらを編んで長さ約20メートルの「こも」3枚を作り上げた。
東根小の校庭にある大ケヤキは樹齢1500年超、高さ28メートル、幹周16メートルの巨木。大けやき横綱づくり実行委員会(鈴木祥司会長)や同校5年生とその保護者が毎年横綱作りに取り組んでおり、作業は今年で29回目となる。
この日は委員と保護者ら35人が参加した。5年生が昨年9月に刈り取った稲わらを用意し、ひもの付いた道具で束を編み込む「こも編み」をして、最大幅1.5メートルのこもを制作した。
来月25日には児童と3枚のこもを組み合わせて横綱に仕上げる。鈴木会長は「子どもたちは大ケヤキのように立派に育ってほしい」と話している。
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