部長級で退職するのは那須和明刑事部長と水田潔警備部長の警視正2人のほか、高山浩喜鶴岡署長、佐藤隆治刑事部理事官兼生活安全部理事官、板垣徹新庄署長。この5人の後任を軸に人事作業が進められている。
刑事部長への起用が有力視される川井山形署長は警視正2年目。監察課長、新庄署長、刑事部理事官兼生活安全部理事官、首席監察官などを歴任した。警察業務全般に精通し、幅広い分野で手腕を発揮してきた。
山形署長の候補に挙がる高橋交通部長は警視正2年目。交通企画課長、生活安全企画課長、寒河江署長、新庄署長などを務めた。交通部長2年目で、人身事故の発生件数や死者数の減少など実績を残している。
山形署長には警視正1年目の阿部喜彦生活安全部長が就く選択肢も残る。高橋交通部長が山形署長に就く場合の後任は阿部生活安全部長か、同じく警視正1年目の塚本憲明首席監察官が就く見方が強く、いずれかが警備部長に回るとみられる。
警視正昇任は2人で、板垣敦士警察学校長と岡崎浩隆警務部理事官兼警務課長が有力だ。それぞれ生活安全部長、首席監察官への起用が見込まれる。
部長級昇格は3人となる見通し。参事官級4年目の本間義和天童署長、同3年目の斎藤茂村山署長と小川広治寒河江署長らを軸に人選が進められているもようだ。警察学校長や大規模署長、各部理事官への登用が想定される。
警部以上の第1次異動、警部補以下の第2次異動とも3月3日に内示され、着任は第1次が同17日、第2次は同22日の見通し。
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