大舞台で「演奏楽しみたい」 全日本アンサンブル大会、山形拠点の2団体出場

2023/3/15 09:20
「悔いのない演奏をしたい」と意気込む山形大吹奏楽団のフルート三重奏=山形市

 浜松市で今月19日に開かれる全日本アンサンブルコンテストに本県から山形大吹奏楽団のフルート三重奏(大学の部)と、カルタムクラリネットアンサンブルのクラリネット七重奏(職場・一般の部)が出場する。全国の舞台で演奏を楽しもうと、山形市を拠点に調整に励んでいる。

 両団体とも2月の東北大会で金賞を受賞し、代表に選ばれた。同大吹奏楽団としては2年ぶり、同アンサンブルは4年ぶりの出場となる。

 同大吹奏楽団のフルート三重奏はいずれも1年で工学部坂本結衣さん(19)同後藤仁希さん(19)地域教育文化学部五十嵐絢音さん(19)の3人。曲は「フルート三重奏のためのファンタジア」で「技法をしっかり聞かせる曲で3人に合っていると思い選曲した」と後藤さん。坂本さんは「東北大会までの各大会でうまくいかなかった部分があったので、悔いがない演奏をしたい」と決意を語り、五十嵐さんは「3人で練習できる時間を大切にし、クオリティーを高めたい」と意気込む。

「楽しさが伝わる演奏をしたい」と話すカルタムクラリネットアンサンブル=山形市

 カルタムクラリネットアンサンブルは山形市などのクラリネット愛好者によるグループで、カルタムはフランス語で紅花を意味する。山形大医学部の学生らによるグループが前身で、カルタムとしては2015年から活動を始めた。年齢は20~50代、仕事も会社員や保育士、医師などさまざま。週1回の合同練習の時間を大切にしている。

 演奏曲は「嵐影~七人のクラリネット奏者のために」。鈴木一司さん(28)=高畠町=は「自分たちが楽しむのはもちろん、聞いている人にも楽しさを伝えたい」と話している。

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