年間を通じて持続可能な開発目標(SDGs)について学んできた南陽市沖郷小(山口芳弘校長)の5年生が、SDGsの考え方を地域にも広めようと、自発的な取り組みを展開している。学習のまとめで作ったパンフレットやポスターを公的機関に配布するなど、地球の未来を考えた子どもたちの切実な思いが、じわじわと広がっている。
市はまちづくりの指針となる第6次市総合計画(2021~30年度)にSDGsを関連付け、次代を担う子どもたちへの普及に努めている。こうした背景を踏まえ、より踏み込んで学習しようと昨年4月からSDGsを軸にした授業を行ってきた。主に総合的な学習の時間を活用し、世界の実情を学んだほか、市職員や山形大教授らの外部講師も招き理解を深めてきた。
さらに学校内での普及を目指し、昨年10月31日~11月4日を「SDGsウイーク」と定め、校内放送なども活用しながら、節電や給食のフードロス防止を呼びかけた。その後、節電・節水、海洋ゴミ問題など、6つのテーマ別に8~13人のグループを構成した上で、現状や今後自分たちができることをとりまとめたパンフレットやポスターを作成し、今年2月8、9日の授業参観日に発表した。
その後児童たちは、自主的に地域にも呼びかけることを決め、作成したパンフレットを地元の沖郷公民館に設置してもらった。15日には地区の回覧板でも閲覧を始めてもらった。
「SDGsに取り組まなければ、環境が破壊されてしまう。貢献できることに普段から取り組みたい」と冨樫隼虎(はやと)君(11)。渡部真央さん(11)は「家庭でも節電に取り組んでいる。地域の人たちにも広めていきたい」と意気込んでいた。
|
|
注目! #街なかメタベース #高校野球 #異変-生態系クライシス第3部 #ゼレンスキー大統領会見詳報 #最上川200キロを歩く #モーニング野球 #モンテ #新型コロナ #U-39紙上歌会 #WINNER