大蔵村長選、無投票か 2023統一地方選

2023/3/18 09:54

 統一地方選の後半戦で行われる大蔵村長選と9町村議選は、4月18日の告示(同23日投開票)まで1カ月に迫った。大蔵村長選に立候補を予定しているのは現職のみで無投票の公算が大きい。9町村議選は定数計101に対し、山形新聞の集計(3月17日現在)で105人が立候補を予定している。西川と舟形の両町は定数を下回っている。

 大蔵村長選に立候補の意思を明らかにしているのは現職の加藤正美氏(72)=合海=のみで、ほかに出馬の動きはない。

 加藤氏は昨年の村議会9月定例会で5選に挑むことを表明した。「協働で持続可能な村づくり」を掲げ、役場新庁舎の建設や地域経済の立て直しに取り組むとする。19日に合海で事務所開きを予定している。

 加藤氏は現在4期目。村議を経て2007年の村長選で新人同士の争いを制し初当選した。11、15年は無投票、選挙戦となった19年は新人を退けている。

 1日現在の有権者数は2548人(男1283人、女1265人)。

 ◇大蔵村長選の立候補予定者(敬称略)

  加藤 正美 72 村長 無現

告示まで1カ月、9町村議選で105人準備

 町村議選は河北、西川、朝日、金山、舟形、大蔵、川西、小国、白鷹の9町村で行われる。現時点で選挙戦が濃厚なのは金山、川西、小国、白鷹の4町で、いずれも定数を1、2上回る少数激戦が見込まれる。

 一方、西川、舟形の両町は現時点で立候補予定者が定数に達しておらず、河北、朝日、大蔵の3町村は定数と同数となっている。それぞれ出馬を模索する動きがあり、構図は固まっていない。

 立候補予定者計105人の内訳は現職84人、元職2人、新人19人。党派別では公明3人、共産7人で、無所属が95人。

 統一地方選は前半戦が都道府県と政令指定都市の首長選、議員選。後半戦は政令市以外の市、特別区、町村の首長選と議員選が行われる。県内は前半戦で県議選(今月31日告示、4月9日投開票)が行われる。後半は上山市長選と6市議選が4月16日、大蔵村長選と9町村議選が18日に告示され、いずれも23日投開票の日程で行われる。

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