野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、米マイアミでメキシコとの準決勝に臨む。1次リーグ2戦に先発出場した阪神の中野拓夢選手(日大山形高出)は、打率3割、2盗塁と持ち味を発揮している。中野選手をよく知る元チームメートたちに、学生時代の思い出やアメリカラウンドへの期待を聞いた。
日大山形高野球部で3年間一緒にプレーした田中翔太さん(25)=自営業、山形市馬見ケ崎1丁目=は、2年生から中野選手と同じクラスで前後の席になり、互いに阪神ファンだったこともあって心を通わせ合う仲になった。
「3年生からは全体練習後の自主練習でもパートナーを組むようになった。拓夢は練習熱心で、電車時間ギリギリの午後9時ごろまで毎日付き合った」と振り返る。「自分は足の速さに自信があったが、拓夢には全ての面でかなわなかった。でも力が離れすぎていて、悔しさもなかったけれど」と笑う。
同じく同高野球部で3年間を共にした粕谷政斗さん(26)=消防士、同市宮町1丁目=は、高校3年で部活を引退した後、中野選手を含む5、6人でよく遊んだと当時を懐かしむ。
「拓夢は高校2年時に夏の甲子園4強入りに貢献した有名人だった。一緒に写真を撮ってほしいという人が来た時は、よくカメラマン役を買って出た」と語る。WBCでの活躍に「遠い存在になったようでさみしさもあるけれど、地元に戻って来ると昔のまま。そこがみんなに応援される理由かな」と話した。
山形リトルシニア時代から6年間一緒にプレーした創学館高野球部部長の今貴良(こんたから)教諭(26)は「中学時代はテレビゲームをするにしても、外で遊ぶにしても常に野球だった。打った、打たないに関係なく野球が大好きなところは昔から変わらず、日々のプレーににじみ出ている」と話す。
「今、日本中がWBCに注目している。この先も出場のチャンスはあると思うので、積極的なプレーで日本を優勝に導き、同級生が世界一になったと実感させてもらえればうれしい」とエールを送った。
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