宇宙と生命、最先端を知る 全国の高校・大学生集い「キャンプ」

2023/3/20 10:19
興味のある分野を発表する参加者たち=鶴岡市先端研究産業支援センター

 生命の起源などについて探究する鶴岡市の慶応大先端生命科学研究所(先端研、冨田勝所長)の「慶応アストロバイオロジー(宇宙生物学)キャンプ」が19日、市先端研究産業支援センターで始まった。全国の高校生、大学生らが3日間にわたり、第一線の研究者の講演などを通じて最先端の科学を学ぶ。

 4年ぶりに対面形式となったキャンプに、書類選考を経て選ばれた本県を含む15都道府県の34人が参加した。初日は、参加者がパネルを使い、それぞれが興味を抱く分野を発表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の尾崎直哉さんらが講師を務め、超小型探査機「プロキオン」の開発、宇宙空間の飛行ルートを定める「軌道設計」などを解説した。

 四天王寺高(大阪)1年古川こと葉さん(16)は「アストロバイオロジーについて身近に話せる人がおらず、とても楽しみにしていた。いろんな世界を知り、視野を広げていきたい」と語った。21日までの日程で、講演やグループワークの発表会を予定している。

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