セミナー開催など23年度計画案了承　県経営者協理事会

　県経営者協会（会長＝寒河江浩二山形新聞社長・主筆）は23日、山形市の山形グランドホテルで理事会を開き、2023年度の事業計画案や収支予算案を了承した。6月の定時総会に諮る。

　23年度事業計画案では、労務管理や人材育成、労使交渉、女性のキャリアアップに関するセミナーを開く。さらに、新入社員研修や新入社員フォロー研修、生産性向上支援と人事・賃金実務の講座を開く。夏季・年末一時金交渉、賃金、雇用動向、新規学卒者の採用実績と初任給に関する調査も盛り込んだ。

　寒河江会長はあいさつで「経済活動は少しずつコロナ前まで戻りつつあるが、企業のコスト上昇が止まらず、収益を大きく圧迫している。コストを価格転嫁できなければ賃上げもできない。経済団体や労働者団体、行政と価格転嫁の円滑化と地域活性化に取り組む共同宣言を行う」と話した。昨年10月に山形市で東北経営者大会を開き、会員の協力で成功に終わったことに謝辞を述べた。

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