花見、今年は宴会ができそう 飲食「制限なし」方針の県内主要スポット

2023/3/24 12:39
桜の開花が近づく霞城公園。今年は4年ぶりの「宴会花見」が楽しめそうだ=山形市

 暖かい日が続き、県内は桜の開花が近づく。新型コロナウイルスに対する規制緩和などで、東京など既に桜が開花した全国各地では4年ぶりに屋外で飲食を伴う花見が再開されている。県内はどうか? 山形市の霞城公園や米沢市の上杉神社周辺、鶴岡市の鶴岡公園などの主要スポットは、いずれもレジャーシートを敷いた飲食に関して「制限なし」の方針。昨年より露店が増える見込みの会場もあり、久々に桜をめでながらの宴会を満喫できそうだ。

 ソメイヨシノをはじめ約1500本の桜がある霞城公園は、例年より早い4月2日ごろの開花が見込まれている。地元商店街の露店や桜のライトアップも予定され、山形市観光協会は多数の来場を想定している。

 公園内を散策する人たちも久しぶりの「宴会花見」を待ちわびている様子。同市南栄町3丁目、会社員二位関竜二さん(37)は「開放的な雰囲気でどんどん焼きを食べたい」、高畠町の公務員の男性(38)は、混雑する場所を避けていたこれまでとは外出に対する意識が違うとし「南陽市の烏帽子山公園の桜も楽しみ」と語った。

 昨年は出店が並んだものの、自宅などに持ち帰って飲食してもらうスタイルだった上杉神社周辺。今年は制限を設けず公園周辺での飲食を楽しみながら桜観賞が可能だ。鶴岡公園も昨年はテイクアウト限定だったが、今シーズンは出店で買った焼きそばやジュースなどを敷地内で味わうことができる。各店に対しては「消毒用スプレー設置」などの要請にとどめたという。

 4月8~17日に桜まつりが開かれる酒田市の日和山公園は、昨年の34店を上回る出店がある見通しだ。期間中、ぼんぼり点灯と千石船ライトアップ(午後6時半~9時)を行う。新庄市の最上公園は、4月29日から開かれる「新庄カド焼きまつり」に先立つ同20日から「春まつり」として露店が並ぶ。こちらも出店申し込みが昨年より多いという。

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