会見で矢口氏は「市内経済界や女性から立候補してほしいとの声をもらった。求められる役割ならば引き受け、一緒にまちづくりをしていければ幸せだと思い決意した」と語った。市総合計画後期計画の実現を施策の軸に据え、若者が就きたいと思う仕事づくりの支援、誰もが主役になれるまちづくり、市民目線の行政の推進に取り組むとした。
矢口氏は東京都出身。慶応大卒業後、北海道東北開発公庫(現日本政策投資銀行)、神奈川県庁を経てニュージーランドのビクトリア大行政大学院を修了。2001年に東北公益文科大専任講師、13年から教授を務めた。16年2月から22年12月末まで酒田市副市長を務め、同大に戻った。先月31日付で同大を退職した。
矢口氏の他に、現時点で同市長選へ立候補を表明した人はいない。
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