山形美術館、22年度入場者7万2836人 理事会で事業報告、決算承認

2023/6/2 13:55
2022年度の事業報告・決算案などを承認した山形美術館の理事会=山形市・山形グランドホテル

 公益財団法人山形美術館(代表理事、寒河江浩二山形新聞社長・主筆)の理事会が1日、山形市の山形グランドホテルで開かれ、2022年度の事業報告・決算案を承認した。22年度の入場者数は、前年度より約1万4千人減の7万2836人。前年度は木梨憲武展が2万7千人を超えるなど大幅に入場者数を伸ばしたこともあり、22年度は減少に転じた。

 22年度は企画展8件と収蔵品展を開催。文化芸術団体などに対する展示施設貸与事業は18件実施した。企画展の主な入場者数は「ますむらひろし展」が1万7978人、第77回県総合美術展・第64回県こども絵画展が7830人、「山形銀行所蔵 描かれたやまがたの四季」が6711人。展示場貸与事業の入場者数は前年度比約430人減の1万7065人だった。

 議事ではこのほか、理事の補充選任案、任期満了に伴う評議員候補者選任案を了承した。各議案は今月19日の評議員会に諮られる。

 議事に先立ち、寒河江代表理事が「本年度はわかやまけんさんの企画展で幕開けし、入場者は歴代12位の2万7271人だった。新型コロナウイルスは5類に移行したが、引き続き注意を払い、さまざまな状況の変化にしっかり対応しながら適切な美術館運営に努めていきたい」とあいさつした。

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