県は2日、厚生労働省の人口動態統計に基づく県内の2022年の概数を公表した。婚姻数は5年連続、出生数は14年連続で減少が続き、いずれも過去最少となった。
県しあわせ子育て政策課によると、22年は婚姻数が3184組で前年比202組の減、出生数は5674人で同224人の減となった。同課は、中長期的に人口減少と少子化傾向が続く中で新型コロナウイルス禍での自粛ムードなども一定の影響があったとみている。
女性1人が生涯に産む子どもの推定人数である合計特殊出生率は1.32(全国29位)で、前年と同数だった。全国平均1.26を0.06ポイント上回った。
県健康福祉企画課によると、県内の死亡数は22年が1万6883人で前年比1130人増。死因の上位三つはがん、心疾患、老衰だった。人口10万人当たりの死亡率で老衰の237.5人は全国で最も高かった。高齢化の進行などが背景にあるとみられる。
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