空気をご神体とする朝日町白倉の空気神社の「空気まつり」が3日、現地で始まった。緑が美しいブナなどに囲まれた鏡盤を舞台に、町内女子児童が4年ぶりに「みこの舞」を奉納した。
舞ったのは同町宮宿小4~6年生7人で、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「豊栄(とよさか)の舞」を厳かに披露。直前に霧雨がやんだ会場にはしっとりとした空気が広がり、5メートル四方の鏡盤に優雅な舞が映ると、大勢の観客が盛んにカメラのシャッターを切った。
6年佐藤菜月さん(12)は「きれいな自然と空気の中で舞うことができて気持ちが良い」とすがすがしい表情。鏡盤地下の本殿も公開され、参拝者は本殿内で両手を広げ深呼吸し、空気の大切さを実感していた。
同日夜は、現地で約3カ月間にわたる夜間ライトアップが始まった。まつりは5日までで、みこの舞奉納は4日午前10時半からも行われる。
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