「健康長寿日本一」の実現を掲げる県は本年度、県民の歩く習慣の定着を促すウオーキングプロジェクトを拡充する。本県では移動に車を利用する機会が多いが、日常的に参加できるウェブ大会の新規開催、各市町村で開かれるイベントとの連動により、1日当たり1000歩の歩数増を目指す。
県の直近のまとめでは、本県の自家用車の保有台数は1世帯当たり1.64台と全国3位で、通勤・通学時の自家用車利用の割合は79%で同1位。こうした背景もあり1日当たりの歩数は男性7098歩(全国33位)、女性5893歩(同44位)で全国平均を下回る。健康寿命の延伸に向け県は男性8千歩、女性7千歩へと増やしたい考えだ。
本年度新たにスタートしたウェブ大会は、スマートフォンのアプリ「aruku&(あるくと)」を活用して実施する。6~11月の各月、月24万歩(1日平均8千歩)を達成した参加者の中から、毎月10人に抽選で県産品カタログギフトなどを贈る。
市町村との連携にも力を入れる。特設ウェブサイトを開設し、各地で開かれるウオーキングイベントの日程などを確認できるようにする。各イベントと連動したスタンプラリーも行い、三つ以上に参加すると、抽選で100人に県産品をプレゼントする。スタンプラリーにも「あるくと」を通じて参加できる。
県がん対策・健康長寿日本一推進課は「ウェブ大会は日時や場所が限定されずに参加できる。ウオーキングプロジェクトを通じて、県民総参加で健康づくりに取り組んでほしい」としている。問い合わせは同課023(630)2313。
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