新庄市、台湾・草屯鎮と友好協定 五輪ホストタウン、縁に

2023/9/21 11:11
協定書を交わした山尾順紀市長(左から2人目)と簡景賢鎮長(同3人目)=新庄市民プラザ

 新庄市と台湾中部の都市「草屯鎮(そうとんちん)」の国際友好交流協定調印式が20日、新庄市民プラザで行われた。同市が海外の都市と友好協定を結ぶのは初めてとなる。

 草屯鎮は人口約9万7千人で、中部に位置する南投県の都市で2番目に人口が多い。交通の要衝として商業エリアが栄え、農業はコメやライチ、ブドウなどの生産が盛んだという。

 協定は観光、産業、教育、スポーツなど幅広い分野で交流を進めていく内容とし、締結式には草屯鎮から簡景賢・鎮長ら約40人が出席した。山尾順紀市長が「さまざまな分野で交流を進め、交流の輪が発展していくことを願っている」、簡鎮長が「交流訪問や産業協力を通じて互いの発展を促進できるよう期待している」とあいさつし、協定書に署名した。

 両自治体は東京五輪バドミントン競技のホストタウンを縁に交流を始め、2021年3月に草屯鎮の新庄国民小と新庄小がオンラインで交流学習会を開いた。その後、台北駐日経済文化代表処から新庄市に働きかけがあり、協定を結ぶことになった。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]